不条理
MUSIC VIDEO
CONCEPT
なんとなく過ぎていく日常、満員電車、張りぼての感情、都市に漂う閉塞感と疲弊を、これまでの2作にはなかった“陰”の視点から描いた3rdシングル。
舞台となるのは、揺れながら進み続ける、出口のない異世界電車。その車内で主人公は、閉塞感や無気力、すれ違い、利用される痛みに侵食され、静かに壊れていきます。
サウンドには、満員電車の揺れを思わせるリズムと、日常から異世界へ踏み込んでいくような浮遊感を取り入れ、後半に向かって“壊れていく心”をそのまま音に落とし込みました。その暗闇の中にも、わずかに進み続けようとする強さが残されており、かすかに光る生への意志が楽曲全体を支えています。
「この手は汚してない ねぇ」と呟く場面では、主人公は自分自身でも恐ろしく思う行動を起こしてしまう。本当は、別の道があったことも知っていた。それでも、誰もこの命の扱い方を教えてはくれなかったと、すべてを「仕方がなかった」ものとして俯瞰する。その危うい自己認識が、楽曲に深い陰影を与えています。
傷つけられ、壊れ、すれ違い、奪われながらも、それでも捨て切れない“今”を生き抜く人の物語です。
EMOTION / SCENERY
- 感情
- 閉塞感、無気力、裏切り、利用される痛み、怒り。壊れていく心の奥に残る、生への意志。
- 情景
- 満員電車のように揺れながら進む、出口のない異世界電車の車内。
『不条理』は、満員電車や口先だけの正義に押しつぶされながらも、壊れた心の奥に残る「生きたい」という衝動を描いた一曲です。
LYRICS
なんとなく過ぎる日常
張りぼて疲れた感情
満員電車に押し潰された
仕方がないに委ねてしまった
不条理なみじめな
ボロボロになって立っていたって
やり直せるなら神様はいたって
君の繊細さも誠実も利用しただけの
優しい顔もちゃんと隠しきってよ 汚いよ
もう二度とないから許しもしないからさ
失ってしまったの すれ違ってしまったの
なんとなく過ぎる日常
張りぼて疲れた感情
満員電車に押し潰された
仕方がないに委ねてしまった
消えてみたいと 消えてみたいと
もう戻れないから寂しくはないから
そんなことは分かってたこと
終わらせてみたいから ねぇ
散々な日々は慰めながら
ずっとずっとずっと 思い出せないや
くそみたいだ
逆さまになって何度探していたって
求めながら奪われゆくなら
ずっとずっとずっと 分かり合えない
あぁ 私は歩いた
なんとなく過ぎる日常
張りぼて疲れた感情
皆んな自分を守っただけの
口先だけの正義は盲目だ
探していたことは 薄れていく命は
寄り添えていたら
この手は汚してない ねぇ
もう二度とないから そっとしといてよさ
散々な日々を噛み締めながら
ずっとずっとずっと 思い出せないか
君の事逆さまになって 何度憎かったでしょう
求めながら奪われゆくなら
ずっとずっとずっと 分かりあえないか
私は生きた